次回展覧会プレスリリース
~母の昭和と私の平成が交錯する~
笠木絵津子『私の知らない母』出版記念新作展
2019令和元年6月10-22日
藍画廊 (東京銀座)
今年2019年9月にクレオ出版から笠木絵津子豪華作品集『私の知らない母』を発売する予定である。笠木作品53点と長文テキストを収録し京大名誉教授山室信一氏にご寄稿いただいた。今展では収録の新作16点から5点を大画面プリントで展示、また作品集見本も会場に設置する予定。
「私の知らない母」シリーズは、戦前の東アジアに生きた私の母の半生を、古い家族写真と私が現地に赴いて撮影した現在写真を交錯させて描いたデジタル作品シリーズである。母が亡くなって21年になる「令和」の初めに、母の昭和と私の平成が交錯する作品を披露できることは非常に感慨深い。
多くの方にご高覧いただきたくプレスリリースにてご案内申し上げます。
2019平成31年4月30日
笠木絵津子
現代美術家
展 覧 会 要 項
展覧会名:
笠木絵津子『私の知らない母』出版記念新作展
会期:
2019年 6月10日(月) - 22日(土) ※6/16(日)休廊
11:30~19:00 (最終日は17:00まで)
会場:
藍画廊 aigallery
104-0061 東京都中央区銀座 1-5-2 西勢ビル 2F
Tel&Fax: 03-3567-8777
URL: http://igallery.sakura.ne.jp/
Map: http://igallery.sakura.ne.jp/aigarou.html
オープニング・イベント:
初日17:00よりトークショー18:00-19:00レセプションを行います
笠木絵津子 X 光田由里(美術評論家)
入場無料
作品集予約受付:
2019年9月発売予定の笠木絵津子豪華作品集『私の知らない母』(価格9,720円税込)を、会期中は、特別価格8,000円(税・梱包送料込)でご予約いただけます。
お申込は、会場 または http://kasagi-etsuko.jp まで。
<B4判128ページ、笠木絵津子作品53点およびテキスト収録、寄稿山室信一(京大名誉教授)、コーディネーター川口和之、出版社クレオ、デザイン鈴木一誌事務所、印刷アイワード>
展示構成:
以下の5点の作品を壁面に展示する予定。
①「4次元時空間に浮かぶ古い家族写真たち」、66㎝x90cm
②「壽山より台湾高雄市街展望1928–2003」、70cmx510cm
③「1937年頃、 満洲国撫順市の撫順プールにて、13歳頃の母と13歳の私」、120cmx180cm
④「1941年、満洲国哈爾浜市にて、17 歳の母と松花江を望む」、150cmx183cm
⑤「1942-46年、満洲国間島(延吉)市の間島高等女学校前にて、悲痛な表情の祖父」、100cmx364cm
添付作品:
タイトル:「1941年、満洲国哈爾浜市にて、17歳の母と松花江を望む」
サイズ:150cmx183cm
素材:写真とドローイングによるデジタルイメージをインクジェットプリント
制作年:2019
参考:
朝起きるとホテルの部屋の窓いっぱいに松花江(スンガリ)が横たわっていた。その向こうには地球の丸さを感じるほどの長い地平線があった。その時突然分かったのだ、大陸の感覚が。そして、なぜ祖父たちが大陸を目指したかが。私は泣きながら窓の外の大陸を撮り続けた。 -- 作品集笠木絵津子テキストより
以上