笠木絵津子展
シリーズ「地の愛」より「孝一青春譚」


2015119-14

コバヤシ画廊
東京都中央区銀座3-8-12 ヤマトビルB1

テーマ・内容
 1926(大正15)年に兵庫県姫路で生まれ2008年 に同地で没した父、孝一の青春を古写真と現在写真を重ねて描全体として絵巻物のかたちを目指している。
 制作方法はシリーズ「私の知らない母」の方法を発展させた。実家の解体現場から古い家族写真を発掘し、父の足跡をたどって姫路、松山等を訪ね古い風景写真を入手し現在写真を撮影する。最後にこれらをパソ コンで編み上げプリント出力した。
 家族の不幸や戦争に翻弄された父の青春は一個人のエピソードを超えて時代的普遍を物語り、古写真と現在写真の絡みは、「私」と父の時代との繋がりや断絶を実感させてくれる大陸を渡り歩いた母と故郷の周辺で生きた父の間に「私」が居る。

作品構成:
 110cm x 303cmcomputer-composed photograph(コンピュータ加工写真、合成紙にインクジェットプリント)4点を壁面展示。5月姫路個展作品から3点、新作1点。他に小品数点。
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「昭和18年、松山高校に入学するも食糧難にて中途退学す」
110cm x 303cm(画面)
computer-composed photograph、合成紙にインクジェットプリント
新作

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